【理科×家庭科】天蚕の生態と絹糸の秘密
1学期に行った理科と家庭科のコラボ授業の様子をご紹介します
今回のテーマは、「天蚕の飼育と絹糸の性質」です。
1. 天蚕の卵から繭まで:命のサイクルを間近で観察
天蚕の卵から孵化し、幼虫が成長していく様子を、毎日観察しました
クヌギの葉をたくさん食べ、大きくなった幼虫は、糸を吐いて繭を作り始めます。
繭が完成するまでの数日間もスケッチを行い、天蚕の生態について学びました
2.服の素材について学ぶ
服の素材である天然繊維と化学繊維について学び、飼育中の天蚕の幼虫を観察してから絹について動画や布見本を見ました。
蚕の繭をお湯で煮て、表面の糸をほぐして紡いだ糸が絹糸であり、しなやかで光沢のある繊維だということがわかりました
着物1枚織るのに3000個の繭が必要という話を聞き、1人1匹ずつ丁寧に育てていた生徒達は驚いていました。
生徒達は刺し子巾着袋を完成させるために集中して、1学期最後の家庭科の授業を受けていました
今後は、引張、燃焼、染色等の科学実験で絹糸の性質を探っていく予定です。
今回の授業を通して、蚕の生態や絹糸の性質について深く理解することができました。また、身近な地域で受け継がれている伝統産業への興味も深まりました
今後も教科の枠を超えた学び を通して、生徒たちの 主体性 と 探究心 を育んでいこうと思います!